SAMHONGSA UP 2-8-8-0 製作記録 |
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神奈川県M様 レストア・DCC化御依頼 |
2016/2/22 昨夜から夕方まで CHUFF音の同期に取り組みました
2016/2/21 BEFORE
2016/2/22 AFTER
タイムテーブルを設定しました
スロットル開度、50% 以上は、上げても車速が上がらないので、出力を高速側を減らしました
そうすることに因って、CHUFF音のCV116の値を58まで下げることが出来ました
要するに出力全域を下げたのです
CV値 |
67 |
68 |
69 |
70 |
71 |
72 |
73 |
74 |
75 |
76 |
77 |
78 |
79 |
80 |
81 |
82 |
83 |
84 |
85 |
86 |
87 |
88 |
89 |
90 |
91 |
92 |
93 |
94 |
CV Value |
2 |
5 |
8 |
11 |
14 |
18 |
21 |
25 |
30 |
36 |
42 |
50 |
62 |
75 |
88 |
100 |
116 |
128 |
140 |
152 |
162 |
172 |
181 |
190 |
199 |
205 |
216 |
251 |
ST開度 % |
3.6 |
7.1 |
10.7 |
14.3 |
17.9 |
21.4 |
25.0 |
28.6 |
32.1 |
35.7 |
39.3 |
42.9 |
46.4 |
50.0 |
53.6 |
57.1 |
60.7 |
64.3 |
67.9 |
71.4 |
75.0 |
78.6 |
82.1 |
85.7 |
89.3 |
92.9 |
96.4 |
100 |
, |
CV値 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
10 |
25 |
29 |
66 |
95 |
112 |
115 |
116 |
128 |
129 |
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|
153 |
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212 |
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CV Value |
0 |
5 |
3 |
255 |
80 |
0 |
16 |
54 |
128 |
120 |
97 |
2 |
58 |
150 |
255 |
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1 |
|
255 |
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何回もテストランして、微調整をしまして、ほぼ同期いたしました
前進、後進で、スピード差がありましたので、これまた、調整しています
DIGITRAXのDT402で、コントロールして、スロットル開度 1/99〜3/99 で、CHUFF音
はしますが、モーターは起動をしない程の、タイムテーブル設定にしました。
この設定にて、超スロー運転、5/100 開度のスロットルでも、
CHUFF音は同期するようになりました
ただし、ベルト駆動の特性、回転が上がらない事は逆らえませんでした
よって、モーターの正常な回転域での、タイムテーブルを作ったわけです
エンドレスでの高速運転は、元々、出来ない車両でしたので、
これがベストの設定だと思います
操車場内の入れ替え運転は、楽しい車両となりました
可愛がってやって下さい
2016/2/21 完成しました
昨日、完成したのですが、走行調整に一日かかってしまいました
テンダーの台車がショートしていたのですが、原因が解らず時間がかかってしまいました
チャフ音がどうしても同期が取れないで四苦八苦しましてごまかしてしまいました
ベルト駆動の弊害がまともにチャフ音の同期にしわよせが行きました
ベルトの張力が起動トルクを食います 高速回転側がベルトの摩擦力で回転が上がりません
兎に角、ベルトが力を食ってしまうのです
⇒ BEMFを効かして、低速側のトルクを稼がないと走らないのです
回転の全域で、トルクを必要とされるのでした
因って、高速側は、完全にチャフ音が勝ってしまい、低速側は、動輪の回転が勝ってしまうのです
どうしても同期が低速側と、高速側で、4倍の速度差が生じてしまっているのです
で、最終手段として、誤魔化してしまいました
4シリンダー機の動輪スリップを表現しているチャフ音のズレを利用しました
CV112 で、スリップの度合を変更出来るのです とりあえずは、CV112=81 にしていますが、
CV112=113にするとまるでデタラメの様な、チャフを打ちます
後は、CV116で、調整するのみです
タイムテーブルも敷いて、調整してみましたが、全くの無駄でした
BEMFの効きを調整すると、まるでダメ男となりました
ベルト駆動のチャフ音同期は、カムでやるしかありません
で、低速と、中速は、何とか誤魔化せましたが、高速はチャフ音の完全勝利となりました
プーリーで減速してありますし、モーターの駆動力がしれていますから、
ベルトの抵抗で回転が上がりません
スピードは出ません
ご容赦下さい、一日頑張ってみましたが、限界です
車体は美しく出来上がりました 完成とさせて下さい
オイルテンダー用のカバーも塗っていますので、ご利用下さい
次に行きます
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レストア・DCC化記録
2016/1/10 車輌、無事到着しました
OIL 又は、COAL ver.が選択出来るテンダーとなっています
試運転しました
ご依頼通り、不動でした、かすかに動こうとはしていました
⇒モーターは回ってはいました
で、分解いたしました
何と、ベルト駆動でした
動かなかった原因は、被動プーリーの軸受けが、穴から外れていました
外れた状態
モーターベースが動きます ⇒ ベルト交換時、動かして隙間を作る仕掛けなのでしょう
まっ、緩んでいるのでしょうか、、、、
ちゃんと、組みましたが、ベルトの張力で、モーターベースが曲がります
これは、モーターベースの補強が必要なのではないでしょうか
試運転しました
何と、ベルトが変形していて、ギクシャク走行です
しかも、電流を800mA食っちゃっています
とりあえず、駆動系調整しました オイルも注しました
で、何とか走行しだしまして、慣らし運転の結果、ベルトの変形は解除されました
また、電流は、400〜500mAで走行しだしました ⇒ これで、デコーダーを使えますヨ
目出度し、目出度しの巻
長時間運転は避けてください 普通の2倍の電流値です
モーターが相当に熱くなっています 焼けますヨ
意外と静かに走ります ただし、ベルトの駆動抵抗で、スロー運転は難しいと思います
手すりが、半田はずれしています ⇒ 直しておきましょう
2016/2/13 お待たせいたしました 2/15より着工します
2016/2/12 SOUNDTRAXXのデコーダーが届きました ⇒ 施主さん支給です
2016/2/14 車体をバラして、半田外れを修理しました
下回りは、バラして、箱に入れています
この車輛、珍しい駆動方法なので、念入りにご紹介します
まず、モーターステーがグラグラなので、ステーから修理しました
モーターの駆動プーリーを外しました
モーターを外してみると、何と、モーターステー自体が半田外れしていまた
驚き、桃の木さんしょの木
⇒ 接着剤で留めていたのでしょう 接着剤がこびりついています
反対側のフレームにも接着跡が付いています ⇒ 綺麗にキサゲ取らねば、、、、
半田付けをして、再生しました
丸ベルトですが、これはOリングですね ⇒ 断面形状を見れば判ります
私は、現役時代は、長年機械設計をしていたので、ワカリマスヨ
線径 1.5 の内径15.5 呼び 4DS16 (NOC)ですね
ついでですから、交換しますか? フッ素樹脂製のリングです
リヤのアクセル動輪を分離しました
ブレーキシューを外します
リターンクランクを外しました
シリンダーを外しました
ロッド類を外しました
サイドロッドを外しますが、ワッシャーが入っています ⇒ 亡くさないように
忘れていました、ドローバーを外しておきます
ロッドピンを外して、、、収まりを写真に記録しておきます
R側です
ギヤボックスのカバーを外します
ギヤボックスを外しました
主軸押さえ板をはずして、動輪を外しました
ついていた、軸箱スプリングは、袋に入れて保管、
モーターと、同じケースに入れると悲惨ですよ
前シリンダー部です
カウキャッチャーを外しました
おっと、クロスヘッドが外れそうにスライドバーが変形しています 修理します
加減リンクを止めている M1.0 のビスが山が潰れているのか、
途中から回らなくなり抜けません
プライヤーでつまみ、無理やり回して抜きました、後でタップを切りなおしました
モーションプレート回りです、これを外します
外しました
シリンダーを外そうとしましたが、ビスが回りません
⇒ 何と、瞬間接着剤で、シリンダーを固定してあり、
接着剤が、ネジ山まで、回っているのです
焼いても、剥離剤を塗布しても外れません
非常手段を使います
削り飛ばして、プライヤーで掴んで無理やり回しネジを抜きます
無事、抜いて、再タップをかけました
瞬間接着剤をネジ山にまわしてしまったら、大変です ヘボ修理は厳禁ですヨ
リヤと同じくロッドを外します
ギヤボックスを外します
テンダーの配管が半田外れです
綺麗に半田付けしました
フロントデッキの手摺りも、半田はずれしていましたので、半田付けしました
錘を取り付けるのに、煙室戸を外しました ⇒ 配管も半田を外さないと外れませんでした
外した配管です
まぁ、こんな具合で、塗装の準備をしています
明日は、綺麗に洗って、塗装にかかります
2016/2/15 錘を載せました
この車輛、錘が付いていなかったのです (欠品)
鉛を溶かして、ボイラーの大きさに合わせて型を作り流し込みました
上が、この車輛用です ⇒ ベルト駆動なので、普通に載せる60%位にしました
下は、ついでに作った物です
底面を平らにして、M2.0 の木ネジ用の穴を開けておきました
きちんと、装着出来ました自作とは、思えない出来ですよ
テンダーの底が狭く、特殊なスピーカーしか入らない構造になっています
デコーダーは、煙室に入れ、スピーカーは、火室の上に入れます
テンダーのライトも無いので、ボイラー部のみで、配線を完了するつもりでいます
部品は、入浴中
車番も決まりましたので、(#3516) ぼつぼつ塗装にかかります
2016/2/16 黒染めをしました
主軸押さえ板、モーターステー、プーリー、ジョイント、先台車等を黒染めしました
本日は、下回りの処理をしています ⇒ 動輪を塗らないと、、、大変ですよ
明日は、下回りを一気に組み上げます
2016/2/17 黒を塗り、下回りを組みました
明日、マスキングをして、煙室、火室を塗り分けします
明日、Oリングが届きますので、モーターはまだ載せていません
組み立てていたら、前シンダー部の集電ガイト板がポロッと取れました
何と、瞬間接着剤で貼り付けてあったのです
⇒ この安直さ、前の所有者は、ツワモノです
これでは、前シリンダー部からの集電は、安定していなかったでしょう
⇒ 動力部前後連結板からのみの集電でした
低温半田で半田付けしておきました
明日は、デカール作成までは行きたいと思います
できれば、装着まで行けば良いですね
2016/2/18 先にデコーダーを搭載しました
スピーカーをギヤボックスの上に装着
デコーダーは、錘の前の煙室内に入れました
煙室戸のヘッドライトにLED1608 電球色を取り付け、配線を済ませました
どうしても、煙室に配管が在り、取り付け済にしないと、塗り分けが旨くないようなのです
因って、先にデコーダーを取り付けて、配線し、動作確認を済ませたのです
まだ、CVの調整をしていませんが、
ホイッスルの音量が、チャフ音、ベル音に比べて、小さいようです
駆動ベルト、Oリングが届きましたが、線径、1.5mm では、
細くプーリーに食い込まず、スリップしてしまいました、設計屋としては、失敗でした
と、言うことで、Sタイプで無く、ISO 規格の 「NOK Oリング ISO G ISO A 0160
G A0160G」
で発注しなおしました
※ 線径、1.8mm の物、ついでに、内径15.0 16.0 17.0 の3種類、手探りで発注かけています
デカールを作成しました
明日は、塗り分けをします
2016/2/19 塗り分けが出来、デカールを貼りました
明日、トップコートを吹きます
12,000 GALS TENDER 表記文字「UNION PACIFIC」 が少し小さく、
後ろ半分の位置にあります
Oリングが届きまして、装着、試運転、給油をして、O.K 牧場、
無負荷動輪空転状態で、350〜400mA です
DCC用の配線も済ませました
線径、1.8mm 内径16.0 を取り付けましたが、内径15.0mm で良いようです
元々、着いていたOリングが少し伸びていたのでしょうか ?
ヘッドライトレンズ、マーカーライトは、トップコート吹きつけ後、装着します
マーカーライトは、何時もどおり、白で宜しいですね
窓ガラスは、残念ながら、入れ込む方法を思いつきません
へたに、接着剤がはみ出るとブサイクなので取り付けはご容赦ください
12,000 GAL. 表記しておきました
COAL は20tとのことですが、表記の仕方が判らないので、表記なしです
明日は、トップコートを吹いて、組み立て、完成予定です